おせち料理

おせち料理2018

2018年のおせち料理です。毎年、なんとかおせち料理らしいモノを作っています。初めて作った年は黒豆を大きい鍋一杯に煮てしまって、食べ終わるのにかなりかかりました。今年用は1カップだけ煮て小分けに冷凍しておき、食べる前日に冷蔵庫で解凍するという方法にしました。去年の年末は毎日夜に公演が入っていて、大晦日は午後と夜の2回あったりしたので、おせち料理は保存が利くモノから順に数日かけて作りました。お餅は主人の実家から送って頂いたものです。

ドイツの年末年始は、大晦日のジルベスターの夜に若い人はパーティしたり家や外で花火を揚げるくらいで、1月1日はお休みですが2日からは通常に戻ります。どちらかというとクリスマスの時期が日本のお正月に近い感じで、実家に集まったり教会に詣でたりするようです。ドイツはなぜか12月25日と26日の2日間がクリスマスのお休みですしね。

ドイツに住んでいて、お正月はおせち料理作ったりきものを着たりしていますが、それ以外でやっている日本の行事は節分の恵方巻きくらいです。ドイツの年中行事を一緒に愉しむというのは特にやっていませんが、子どもがいる家庭だといろいろやることになるんでしょうね。近いところではカーニバルです。子どもたちがいろんなものに変装して町中を歩いたり、パレードをやってお菓子をばらまいたりします。パレードが大きくて有名な町もいくつかありますね。

ドイツの祝祭日はほとんどキリスト教関連なので、州によって休みが違ったりします。カトリックの祝祭日とプロテスタントの祝祭日が違っていたりするからです。なので、ここの州は休みでも、隣の州は平日でお買い物ができるということもあります。(ドイツの日曜祝日はごく一部を除いて店が閉まっている)ドイツのカレンダーには州ごとの祝祭日が必ず書いてあります。学校の休みも州によって違います。

キリスト教で最も大切な祝日である復活祭は移動祝祭日で、「春分の次の満月の次の日曜日」と決められているため、毎年違う日になります。これに連動して決まっていく移動祝祭日もあり、学校の休暇はそれにあわせているので、休暇の時期も毎年変わるのです。劇場の休暇予定もだいたい学校の休暇にあわせてあるので、毎年決まった日から休暇という訳ではなく、毎年ずれています。なんでこんなややこしいことをするのか、不思議ですね。