iPhone 6 Plus を復元

iPhoneストレージ

昨年の年末くらいからずっと、iPhoneのストレージがすぐに一杯になってしまって、しょっちゅう警告が出ていました。警告が出てから、頑張って写真を消したり本を消したりと色々試行錯誤していましたが、またすぐに一杯になってしまいます。どうにかしてストレージの空きを増やせないかと思い「iPhone ストレージ 空き容量」などで検索して調べてみたところ、ずっと使っているとストレージの「その他」が増えてストレージを圧迫してくるらしいとわかりました。「その他」にはiOSやアプリが作業用に使用した一時ファイルなどが保存されていて、大抵は作業後に消去されるのですが、消去されなかったものがiPhoneを使い続けているうちに溜まってしまうのだそうです。通常の「その他」のサイズはは3~4GBだそうなので、それより多い場合は消去されずに残ったゴミファイルが溜まっていると思って間違いないでしょう。

そういえば1年くらいiTunesにも繋いでいないし、コンピュータにちゃんとしたバックアップもとっていなかったなと思いつつ、PCに最新のiTunesをインストールしてiPhoneを表示してみたところ、「その他」がストレージの半分近く占領していました。この「その他」を減らすには復元がいいということなので、iPhoneを初期状態に戻すことにしました。実のところ、iOS 11はiPhone 6 Plusで入れると重くなるとか、使えないAppが多いという話を聞いていたので、今までアップデートせずにずっとiOS 10で使っていました。更新するとiOS 11にしなければなりません。けれども復元ならiOS 10のままでいけるかもしれないと思い、思い切って復元することにしたのです。

もちろん復元の前に、まず今のiPhoneの状態をバックアップします。バックアップする前に過去のいらないメールを削除したり、たくさん入れていた電子書籍を一旦全部消したり、写真をパソコンに移動して全消去したりと、できるだけ真っさらの状態に近づけたのですが、それでもストレージの空き容量は10 GB以下でした。
とりあえず、その残り容量10 GBくらいの状態で「このコンピュータ」に「iPhoneのバックアップを暗号化」して「今すぐバックアップ」をしました。

それから、iPhoneをリセットすれば初期化できるということだったので、iPhoneの「一般」→「リセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」を使って初期化を試みました・・・が、これが失敗だったようで、iPhoneがりんごループになってしまいました(りんごマークが表示された後しばらくすると真っ暗になって消える状態)。そのままだと携帯電話としても使えないので、今度は「りんごループ」で検索して簡単そうな対処をいくつかやってみました。しかし残念ながら改善しなかったので、最終的にDFUモードで復元をしました。これだと最新のiOS 11で復元になってしまいますが、仕方ありません。まるっきり使えないよりはマシです。

DFUモードでiTunesから復元した後、iTunesから「バックアップを復元」して、なんとか元のように使える様になりました。メールやLINEなども問題なく以前の様に使えています。バックアップした時に使っていた壁紙もそのまま表示されていて、iOS 11になって特にものすごく変わったという感じはしません。コントロールセンターなどのデザインが変わったのが見慣れないくらいでしょうか。初期化したせいかもしれませんが、iPhoneの動作も今までより軽いくらいです。

このところストレージが一杯だったせいで時々止まったりしていたiPhoneですが、今回の復元で45 GBも空いたので、当分は買い換えなくてもこのまま使っていけそうです。